現場の声

クールアイランドタイルってなに?①

また、暑い夏がやってきました。最近は毎年が異状気象です。
この100年間で日本各地の気温は2℃上昇しているそうですが、体感はそれ以上ですね。
多治見は日本一暑い街として有名になりました。
その多治見のタイル業界が2008年、ヒートアイランド現象を緩和するタイルを産官学共同で製品化したのが、クールアイランドタイルです。(タイル組合所属37社で美濃焼クールアイランドタイル振興会を設立)
表面の特殊な形状と釉薬で、太陽光をはるか宇宙上空にはね返し、都市内部の蓄熱を防ぐ効果があります。
太陽光は建物や路面に吸収されると熱に変わり、大気圏内にこもってしまうので、熱に変わる前にはね返してしまう仕組みです。
共同開発の名古屋工業大学は、日射量と気温の相関関係の研究から、例えば名古屋市全域の太陽光を20%反射出来れば、気温は2.8℃下がるという仮説をたて、「太陽熱反射都市冷却理論」の研究をすすめています。
今年春、多治見市にある岐阜県セラミックス研究所の壁面がクールアイランドタイルで改修されました。
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遠くから近づくと、白い壁面は輝いているようです。
さらに近づいていくと、太陽光を反射しているのがわかります。
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面状は波々のリブ状になっていますが、ただの傾斜ではありません。
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この反射リブの角度は計算された「登り角30度・下り角45度」
日本における様々な日照条件の中で、効率よく太陽光を反射する角度です。
また、釉薬は反射率50%以上の釉薬を使用します。
輝いてみえるのはタイルの効果のようです。
実験では、従来のタイルとクールアイランドタイルの壁面の最高温度差は11℃、冷房消費電力の低減比率は22%という結果が実際にでています。
クールアイランドタイルのこのような効果は夏ばかりではなく、太陽の高度の低い冬季には路面に向かって反射し、都市全体としては太陽熱を利用するように設計されています。
これまでも環境に配慮した製品に、CTタイルやクリーン加工など浄化作用のあるタイルをご紹介してきましたが、クールアイランドタイルに釉薬等でCTタイル・クリーン加工などの付加価値をさらに加えることも可能になるのではないでしょうか?
そうすると、最強の自然環境を考慮した製品になりますね。
クールアイランドタイルの詳しい仕組み・説明はこちらから



クールアイランドタイル詳細

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