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「補修タイル事業」・朝日新聞に掲載

弊社の「補修タイル事業」が中日新聞、中部経済新聞につづき、7月28日付・朝日新聞夕刊でも紹介されました。
記事では、バブル期の建設ラッシュから20年が経過し、マンションなどの外壁タイルが修繕期を迎えた今、弊社が補修用タイルに着想したこと。
併せて、多品種少量生産を得意とする技術力をいかし、小ロットから大量生産まで補修用タイルに対応できる生産体制をいち早く整えたことが注目されたようです。
「補修タイル製作研究所」を昨春、弊社が立ち上げてから1年余り。
補修タイルのパイオニアとして皆様に周知頂き、社員一同喜んでいます。
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「ぎふ東濃アートツーリズム2009」で工場見学

29日、多治見市内の小学生が弊社に工場見学に訪れました。

これは、岐阜県東濃振興局が主催する「ぎふ東濃アートツーリズム2009 サマー体験塾」の一環です。本来、「ツーリズム」は、美術館、博物館、道の駅などの65の施設が参加しており、アートを通して東濃地方への観光客を誘致しようという事業ですが、「サマー体験塾」は夏休み期間の地元の子供たちを対象に開かれました。

通常、作陶やそば打ちなど体験型の内容になっており、今回参加した小学生は、工場でタイルの生産工程を見学した後、モザイクタイルアートの作品作りをしました。

弊社では、向井総務部長が案内をさせて頂きました。
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写真はタイルに裏紙をつけ、箱詰めする「貼り場」の工程を見学する小学生

地元とはいえ、タイル工場の生産工程を見たのは初めてだったようで、「知ってるようで知らない地場産業を知り、面白かった」と好評でした。 (Muto)

モザイクタイル作家・山崎暢子さん

きっかけは、タイルモザイク浪漫館で見た、小さなタイルクッションでした。
山崎暢子さん(1967年生まれ、京都精華大卒)は笠原産のモザイクタイルを布に貼って造形する作家さんです。
作品を見たときの目から鱗的衝撃で、先日京都まで押し掛けてしまいました。
彫刻家、陶芸家として、関西地方を中心に個展で発表しておられます。
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写真は個展での展示
昨年の暮れから今年春まで、岐阜県現代陶芸美術館(多治見市東町4)での『タイル きのう・きょう・あした』展が開かれ、そこに、山崎さんの大作が展示されていました。
大がかりなカーテンに、滝上りのように、鯉が上っていたり、ワイシャツ、ワンピース、ソファーになったものなど、全面にタイルが貼ってある作品です。
そこからのご縁で、モザイク浪漫館に、クッションが残っており、私どもが巡り逢ったようです。
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写真は山崎さんのパンフから一部抜粋しました
タイルといえば、硬いものに貼る概念しかありませんでした。
「布にタイルを貼る」コペルニクス的転回の発想は、タイルメーカーにない、まさに「びっくり」な作風です。
ところがその作品はタイルを貼っても尚、布のもつ柔らかさやしなやかさを全く失っていません。
そればかりか、布という変貌自在な形態の特質を取り込んで、タイルの表現を広げています。
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タイルのクールでツルっとした感覚が昔から好きで、タイルを素材としているとのこと。
気に入る布の色合いが出るまで染色したり、柔らかさをそこなわない接着剤との試行錯誤など、制作にかける拘りは細部にわたります。
しばし、タイル談義に話が弾みました。
今後、山崎さんとコラボ出来ればと考えています。(Muto)
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京都の趣のある古い日本家屋のアトリエでの山崎さん